管理部

中辻 知代Nakatsuji Chiyo

2005年、中途入社。管理部部長を務め、女性初の取締役に就任。自らの出産・育児経験を踏まえながら、性別に関係なく活躍できる職場環境の充実をめざし、長年のテーマである「女性活躍・女性支援」に注力しながら、福利厚生の充実や制度づくりに日々全力で取り組む。

性別に関係なく、公平に活躍できる。
そんな職場環境の充実をめざして。

管理部の部長と、女性初の取締役を務めています。柴田商事での勤務は、気づけば20年以上にも及びます。以前は銀行で勤務していたのですが、結婚・出産を期に退社し、その後建設重機関連の会社の業務部や商社の経理部での勤務を経て、柴田商事に中途入社しました。入社の動機は、商社での経理経験を活かして会社に貢献したいとの想いでした。当社が即戦力となるベテランの経理を探していたこともあり、月次管理など社内の経理業務の最適化を行うために入社し、3ヶ月で軌道に乗せることができました。その後、入社3年目に総務経理部の課長となり、管理部長を経て、取締役に就任させていただきました。性別に関係なく資質があれば活躍できる職場環境の充実をめざしており、特に2022年度は「女性活躍・女性支援」の推進初年度として、自らの出産・育児経験を踏まえた福利厚生の充実や制度づくりにいっそう力を入れています。

育児と仕事との両立に悩んだ過去。
経験を踏まえ、充実した制度を整備。

私は20代で結婚し、その後出産と育児を経験しました。家事も子育ても仕事も完璧にこなしたいと思いながら、時代背景もあってなかなか難しい現実の壁があり、苦労を感じたことも多々ありました。こうした過去を振り返りながら、仕事で活躍したいと考える女性が長く働くためにはどうしたら良いのかと考え続けてきた背景があります。柴田商事では、そうした長年のテーマに全力で取り組んでいます。2022年7月からは自社独自の保育制度を新たに開始しており、例えば出生前定期検診・ワクチン接種も健康診断と同様に勤務時間内で行うことができる制度や、病理保育に上限1万円で1日の費用の半額を給与で補填する制度などを設定しています。さらにVPSの利用などを整備したうえで、リモート勤務にも柔軟に対応しています。こうした対応の根幹にあるのは、妊娠から出産を経て、復帰までを一貫してしっかりと支援したいとの考え方です。

誰もが安心して働き続けられる社会に。
多様な働き方を見守る雰囲気を醸成したい。

柴田商事では、給与も年功序列でもなく、等級とピッチの成果型としています。頑張るほど評価される制度は、性別ではなく資質によって公平に評価され、キャリアアップを望める仕組みになっています。「女性だから」という理由で昇進できないことはなく、出産や育児などでキャリアを諦めることなく、続けたい人がやりがいを持ちながらずっと働き続けられるような環境が整っています。充実した制度とともに、子育てをしている人が「申し訳ない」なんて感じることのない雰囲気が、当社には醸成されていると思います。私にとって柴田商事は、チャレンジを後押ししてくれる会社です。お客様に真の意味で喜んでいただくことを通じ、この先に迎える100周年に向けて、地域社会に貢献し続けることこそが、当社の存在意義です。当社の良さを引き継いでいくために、課題を乗り越える強さとヒントを後輩たちにそっと伝えていきたいと思います。